したいのに、なぜ動けない?


答えはあなたの「語尾」にある。

「やりたいのに動けない」「したいと思っているのに、いつも後回しになる」──そんな風に自分を責めるときがありませんか?

でも、それは意志が弱いからでも、怠けているからでもありません。
あなたの使っている「語尾」に、無意識のブレーキがかけているからです。

なぜ「やりたいのにやらない」が繰り返されるのか?

行動を止める“見えない壁”とは

行動できない理由を、多くの人が「気合が足りない」「性格の問題」などと捉えがちですが、本当の要因はまったく別のところにあります。

それは、脳が長年かけて学習してきた“思考パターン”、つまり行動を阻む脳のOS(オペレーティングシステム)です。

過去に何度も「できなかった」経験を積み重ねてきた人ほど、「どうせ無理だ」「やっても意味がない」といった自分の行動を阻む回路が、自動的に作動してしまいます。

語尾は思考と行動をつなぐスイッチ

脳は、言葉どおりに動く装置です。
とくに「語尾」は、その人の思考・感情・期待・あきらめ…すべての微細な揺らぎを含んだ行動を決め出力させる最終地点。

この“語尾の使い方”こそが、次に取る行動を無意識に決めているのです。

語尾によって変わる、行動の5ステップ

理想ルート:やれない → したい → する → した → できた

語尾を段階的に意識し、「やりたい」を「やること」に少しずつ近づけていくと、脳はそれを“実行可能なルート”として学習します。

  • 「やれない」から、「やってみたいかも」へ
  • 「やってみたいかも」から、「やってみよう」へ
  • 「やってみよう」から、「やった」へ

このように、小さな語尾の変化が、実際の行動を変える起点になります。

無意識ルート:やれない → したい → やらない → やれない(強化)

一方で、語尾を意識化しないまま「したい」と思っても、言葉にせず、行動にも移さないと、脳はこう判断します。

「“やりたい”と言いながら、いつもやらない」

その繰り返しによって、「できない自分」「変われない自分」が脳内で強化されていくのです。

“できないルート”から抜け出すには?

ステップ1|言葉を観察する

まずは、自分が普段どんな言葉を使っているのかに気づくことから始めてみましょう。

  • 「がんばろう」
  • 「やるべき」
  • 「仕事なんだから、親なんだから、〇〇のためにも」

一般的に使われる言葉でも、動機が「行動できない前提」になっているケースが多くあります。
動機が根性論、精神論で具体性にかけると、この時点で行動できなくなります。

ステップ2|“未完語尾”を“行動語尾”に変える

たとえば…

  • 「したいけど…」→「してみたい」
  • 「どうせ…」→「してみたらどうなるだろう」
  • 「無理かも」→「少しだけやってみるとしたら」

語尾をこうした“微調整”するだけで、脳のOSが思考と心連動させて行動しやすくなります。

語尾を変えれば、人生のOSが変わる

語尾は小さな変化に見えますが、それはあなたの脳と心と行動を結ぶ“スイッチ”です。

語尾を整えることで、あなたの思考は整い、行動が変わり、結果が変わります。
つまり、人生の選択肢自体が、根本から変わっていくのです。

まとめ:言葉の終わりが、未来の始まりになる

語尾マネジメント®は、語尾という“極小の言葉の端”に注目することで、
心と行動のあいだをつなぎ直し、あなたの脳のOSを書き換えていく技術です。

「したいことを、するように。」
その第一歩は、今日の語尾を一つだけ、変えてみることから。

未来は、言葉の終わり方で変わります。

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