日本人特有の無意識の設定

無意識に持っている思い込みを変えて、未来に向けて行動できる心にする。

私たちは日常の中で「これが普通」と思っていることが、実は世界ではまったく理解されないことがあります。
なかでも「宗教」に対する感覚は、日本人と他国で大きなズレがあります。
この記事では、日本人の無意識にある「宗教=怪しい」という設定の背景と、それが人生や自己肯定感に与える影響についてお伝えします。書くこと自体怪しいと思われますけど、必要なんで。

無意識の設定が人生に与える影響とは?

常識だと思っていたものが、実は世界では非常識?

日常生活を送る中で、「自分の常識が通用しない」と感じたことはありませんか?
その原因のひとつが“無意識の設定”にあります。つまり、言葉にしなくても心の奥で「そう思い込んでいる」前提です。

「宗教=怪しい」という反応はどこから来たのか

日本では戦後の教育や新興宗教に関する報道の影響もあり、「宗教」という言葉にネガティブな印象を持つ人が多い傾向があります。「宗教=怪しい」だけでなく「怪しいものすべて=宗教?」と思われることも習慣にちかい反応です。
しかし「怪しい」の背景には、もっと深い文化的な違いがあります。

日本人の宗教観は、世界とどう違う?

一神教と多神教の違い

世界三大宗教(キリスト教・イスラム教・ユダヤ教)は、一神教であり、唯一の神を信じるという前提があります。
「信じる者は仲間」「信じない者は敵」という構造が無意識にあるのです。

「すべてに神が宿る」という日本の設定

日本人の宗教観は、自然そのものであり、八百万(やおよろず)の神を信じてきました。
山や川、動物や植物、さらにはゴミにすら神が宿るという考え方が縄文時代から根づいていて、一つの神を信じることが肌感覚で理解できないのです。

縄文時代からの感謝の文化

この「すべてに感謝する」感覚は、日本人特有の美徳だけではありません。生活を成り立たせ、安心・安全な感覚を育て、未来をつくるイメージとしての背景を成り立たせてもいます
しかし、そこに「宗教=危険」という近代的な知識が加わってしまう情報が多くなったことで、無意識の中で考えと思いの基準がぶれてしまい、矛盾が起こりやすくなってきているのです。

「感謝ができない人」に共通する深層のズレ

感謝と自己肯定感の意外な関係

感謝の感覚が薄れていると、自分自身の存在価値を感じにくくなり、自己肯定感が下がっていきます。
「どうせ私なんて…」と思ってしまうのは、こうした無意識の設定とのズレが影響しているのです。
また、自分のことを考えるのに精一杯エネルギーをつかうので、他人の考えを受け入れづらく、寛容さが減ります。
ネットにおいて特に見られる誹謗中傷などが起きやすいのは、リアルな部分で我慢し、バーチャル(という言い方も減りましたが)なネットの世界では寛容さが減ってしまう、ギャップが多々見られます。経済的に疲弊している人が増えていけば、寛容さはますます減るでしょう。

未来に希望を持つには

「怪しい」「無理」「受け入れられない」と感じるものの中に、実は未来の可能性が眠っていることもあります。
その可能性を閉ざしてしまうのは、他でもない、自分でコントロールしていない無意識の思い込みです。
多くの情報に触れたり、人間に会うといったインプットの行動を増やしていくことが解決策ですが
まずは、無意識に動いた結果、思い込みができて、それを設定にして生きてることを知らないと、
無駄な行動をして、命の残り時間をどんどん減らします。

これからの時代に必要な「新しい無意識の設定」

怪しいと思う前に「自分の設定」を見直す

「すべてに神が宿る」「すべてに感謝する」という日本人の感性は、決して怪しいものではなく、誰でも受け入れる寛容さをつくり、誰とでも仲良くし、親切にするという、誇らしい日本人の特徴です。
新しいものを古いものと融合させ、存在価値を上げていくことを日本人は常にしてきました。その背景にあるのが、「すべてのものに神が宿る」という歴史的な背景です。それを素直に受け取れるように、まずは感謝をすることで心の中の設定が優しく書き換わっていきます。

希望と感謝を取り戻すためにできること

繰り返しになりますが、怪しむよりも、「ああ、これが日本人の原点だったのか」と感じられるようになると
自然と感謝が増え、自己肯定感が高まり、未来への行動力が湧いてきます。
それは、自分自身の“無意識の設定”が、未来をつかむために作動した証です。

まとめ:あなたの無意識は、アップデートできる

「怪しい」と遠ざければ、分断を生み、今と未来をつなぐ希望から逸れます。そうしないためにも、背景にある日本人の精神(心)と文化をつくる「すべてに神が宿る」「すべてに感謝する」が縄文時代からの設定であると知ること。
それが、あなたの人生をより希望と感謝に満ちたものへと変えていく第一歩になります。
なにごとにも「感謝をする」ことで、ぜひ未来の夢と希望を実現させてください。

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